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技術  2021/06/25

オーロラの炎の秘密

ヨツール社の製品に搭載したクリーンバーン(Clean burn:自動二次燃焼システム)から生まれる、オーロラの炎と呼ばれる美しい燃焼。今回は、その炎の仕組みや技術の歴史、人の心身を刺激する“ゆらぎ”についても触れてみたいと思います。

エコな燃焼がオーロラを連れてくる

スカンジナビア半島の北の空に出現するオーロラは、ゆらめきながら美しい彩りを見せてくれます。そして、暖炉や薪ストーブに火を入れて燃焼が安定すると、炎はこのオーロラのような色合いに変わるのです。
2000年(平成12)ごろ、私たち株式会社メイクの輸入資材課はヨツール社の燃焼技術の高さを広く伝えるために、この現象を“オーロラの炎”と呼ぶようになりました。オーロラは、クリーンバーンという二次燃焼のシステムによって生まれる、地球にやさしいエコな炎。着火した薪から水分が蒸発するとガスが発生しますが、そこに外からの空気が入り安定した燃焼の温度に保たれると、オーロラの炎が現れるのです。ガスとともに排気に混じる微粒子までを燃焼することから、大気汚染から地球を守るクリーンな炎としても注目され、クリーンバーンの技術が市場に高く評価されるようになりました。




ウッディライフ No.88 掲載広告(2000年6月発行)

クリーンバーンが変えてきたもの

世界で環境に対する最も厳しい排気の規格といわれるのが、ノルウェー規格(NS3058)です。その背景には、1950年代ころから右肩上がりで人口が増えていったノルウェーでは、環境に対する意識の高まりがありました。ディーゼル車による排気ガスや、諸外国に比べて北欧の家庭の薪ストーブや暖炉による排煙などが多く、大気汚染が深刻になっていたのです。
こうした問題に取り組むため、より安心・安全な燃焼システムの暖房器具の設計が進められてきました。それがクリーンバーンであり、その後押しをしたのが、クリーンバーン機能を搭載したヨツール製品でした。ヨツールの製品には“炎ビュー”と呼ばれる、大きなガラス扉から炎を眺めて楽しむデザインが数多くあります。それは、薪ストーブや暖炉が単なる暖房器具というだけではなく、炎をインテリアとして魅力的に活かすという考え方です。




JØTUL F 305 B ブラックペイント+鋳物コンベクションパネル

癒しの1/fのゆらぎ

最近は個人の動画や専門チャンネルで、暖炉の燃える炎が延々とアップされ、炎が持つ魅力が広く認知されてきているようです。自然界には川のせせらぎや林を揺らす風の音など、人の五感に心地よいリズムを刻んでくれるものが沢山あります。炎もそのひとつ。人の生体のリズムと同じで、心や身体を快適にしてくれる刺激が「1/ fのゆらぎ」です。この刺激が人の生体リズムと共鳴し合い、自律神経などを整えてくれる癒しの効果があるといわれています。オーロラの炎のゆらぎの中には、電気やガスのようにスイッチひとつで使える便利な暮らしでは得られない、心身を癒す心地よい時間が存在しているのです。

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