技術 2023/5/22

薪と付き合う

ライフスタイルにあった薪集めを

初夏のGWあたりからは、キャンプやハイキングなどの野外活動も楽しい季節になります。暖炉や薪ストーブ愛好者の中には、「#薪活」と称して薪集めを兼ねて遠出をするという方もいるようです。

自然の生木を薪にする場合は、実際に使用できるまで乾燥期間が必要です。その間の干場や、完成した薪をストックする薪小屋など置き場所の確保も計画しておきましょう。

ところで、薪の入手には、さまざまな方法があります。すぐに使える薪を購入するもよし、グループで薪の調達や確保をするなどの方法もあり、ご自身のライフスタイルに合わせて柔軟に工夫をしていただければと思います。

薪集めは販売店からエリアを拡げて

一番頼りになるのは、薪ストーブを購入した販売店による情報。具体的な入手方法から、薪割りや乾燥などの方法や、年間使用する薪量の計算や確保のノウハウなども教えてくれるはずです。そして、良い薪の見分け方もアドバイスしてくれると思います。

理想の薪は、ナラやクヌギなどの広葉樹で水分量が17%くらい。切ったばかりの生木の水分量は50%といわれ、いかに乾燥が必要かお分かりになるかと思います。理想の水分になるまでは、1~2年の乾燥期間が必要になるので、その間に使用する薪手配の計画なども相談してみてください。

なお、メイクではデジタルで薪の含水率を測定できる水分チェッカーも販売していますので、日々の薪の状態を管理するのにもご活用ください。

○そのほかの入手先
・地域の森林組合・河川組合:定期的に伐採後の薪を無料配布する場合がある
・造園・果樹園・植木屋・木材工場:地元や旅先での情報をリストアップしておく
・道の駅、ホームセンター、キャンプ場:手軽に使える薪が入手できる

より深く薪と付き合うために

薪割りまで自分でするようになると、欲しくなるのが“マイ斧”。ヨツールでは、ノルウェーで唯一の斧メーカーのブランドであるØYO (オヨ)の商品を各種用意しています。斧頭の種類も豊富で、替え柄も525から930mmまで揃っているので、使い勝手のいい一本がきっと見つかるはず。また、楽に作業ができる人間工学に基づいた薪割り機スマートスプリッターなどもあります。動画紹介もありますので、参考にしてみてください。