薪ストーブの煙突掃除は、快適な暖炉ライフを送るために欠かせません。しかし、多くの方が「頻度がわからない」「自分でできるの?」「業者に依頼するべき?」と疑問を抱えています。この記事では、薪ストーブの煙突掃除について、料金、頻度、道具、業者選びのポイントまで、網羅的に解説します。
暖炉の心臓部、煙突の煤を取り除き、冬を安全に過ごしましょう!
煙突掃除の必要性と頻度
煙突掃除は、安全と快適さの両面で重要です
安全面
煙突が詰まると、蓄積した煤が燃える煙突火災などのリスクが高まります。定期的な掃除で、安全性を確保しましょう。
快適面
煙突が詰まると、燃焼がうまく進まず燃焼効率が悪くなり、最終的に室内に煙が漏れる逆流という現象が起こり、大変危険な状態になります。
薪ストーブの煙突掃除のタイミングは、最低でも1年に一度、春から秋の薪ストーブを使わないオフシーズンの間に必ず行いましょう。煙突掃除をしたのに「燃えにくい」と煙突を確認したら、煙突内部に鳥の巣があったという場合もあります。点検して使用を始めてください。
ただし、これはあくまでも目安です。 薪の種類や燃焼状態によって、煤の溜まりやすさは異なります。日常的に煙突内部の状況を観察し、必要に応じて掃除を行うことが重要です。
業者に依頼する場合
まずは設置をした業者に相談しましょう。煙突の配管、家の状況なども把握しているため、スムーズな煙突掃除が行えます。もし、設置業者が分からず地元で探す場合は、料金だけでなく、作業内容やアフターサービスなども比較検討しましょう。
実績
煙突掃除の経験が豊富な業者を選びましょう。
作業内容
簡易掃除だけでなく、ストーブ本体の点検なども行ってくれる業者を選びましょう。
アフターサービス
万が一問題が発生した場合の対応がしっかりしている業者を選びましょう。
自分で掃除する場合
屋根の上から行うか、あるいは室内から行うか。それにより必要な備品は異なります。また、ある程度DIYに慣れている方であれば、自分で煙突掃除を行うことも可能ですが、まずはプロからのレクチャーは必須です。掃除手順については、信頼のおける販売店などでまずはご相談ください。
必要備品
屋根からの煙突掃除 : 煙突掃除用ブラシ、バー
ブラシは煙突の直径に合ったものを選びましょう。また、煙突の長さによって必要なバーの長さが変わりますので、図面で確認しましょう。
他にも、はしご、脚立、ヘルメット、ロープ、ゴーグル、マスク、手袋、ワイヤーブラシ、工具関連、ほうき、ちりとり等、ご用意ください。
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注意事項
- 一人で作業するのではなく、必ず複数人で協力して行いましょう。
- 煙突掃除は、煙突の内部だけでなく、煙突の一番上のトップも取り外して、点検、掃除をしましょう。
- 薪ストーブも併せてメンテナンスすることをお勧めします。薪ストーブも煙突と同じように煤が溜まりますし、灰の処理も必要です。こちらも点検しながら進めてください。
まとめ
薪ストーブの煙突掃除は、安全・快適な薪ストーブライフを送るために欠かせません。頻度や方法、業者選びのポイントなどを理解し、自分に合った方法で掃除を行いましょう。
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