THIS IS JØTUL

品質

ヨツール社は、ノルウェーでもっとも古い生産工場の一つから誕生しました。
1853年、ノルウェーのクリスチャニア(現オスロ)の郊外から歴史はスタートします。
鋳物
鋳物には耐久性があり、寿命が長く、自由なデザインができるため、技術力に自信のあるメーカーが好んで使用する素材です。蓄熱性があり、鋳物特有の輻射熱を発することで、自然の循環で部屋を暖めます。他のどの素材よりも長い時間蓄熱し、そして均一に放熱します。

鋳物で構成されているので、メンテナンスが簡単です。それは、暖炉・薪ストーブの素材として鋳物を採用し続けているヨツール社の長い伝統から裏づけられています。簡単に部材の交換ができるのは大きなポイントです。さらに適切な温度で使用することで、鋳物の寿命は延び、永くご使用いただけます。
クリーンバーン
赤々と燃えている炎の前でくつろぐときほど、心豊かに感じるひとときはありません。ヨツールの暖炉・薪ストーブは暖かで居心地のよい空間づくりを演出いたします。暖かな空間にあっても、環境にやさしい最高の燃焼技術でなければいけないと考えています。それを可能にしたのが、クリーンバーン技術です。
環境にやさしい燃焼
ヨツール製品にはクリーンバーン(自動二次燃焼システム)が搭載されています*。このシステムは、一次燃焼で燃え残った微粒子やガスをもう一度燃焼させることで、環境への有害な排ガスの微粒子やガスの排出を少なくし、その分を暖房熱として効率的な運転を行うものです。(*Jøtul MF 3、Jøtul F 8 TD、Jøtul I 570 を除く)
クリーンバーンとは?
クリーンバーンとは、その名の通り「清潔な燃焼」です。最新の燃焼技術で、一次燃焼で燃え残った微粒子やガスにもう一度新しい空気を噴射させ、二次燃焼するクリーンな排気を実現したシステムです。今まで排気ガスとして排出されていたものを再度燃焼させ、約90%を熱に変えることができます。この熱は、もちろん暖房熱として有効に活用されます。また、従来の燃焼方法は、少ない薪の場合は燃焼効率が低くなりますが、ヨツールのクリーンバーンは少ない薪でも効率よい運転を実現します。
クリーンバーンの歴史
ノルウェーでの環境に関する意識の高まりは世界でも早く、1950年代頃から始まったと言われています。ヨツール社も、早くから環境に負荷のかからない燃焼の開発に着手し、1981年、世界に先駆けてクリーンバーン搭載の薪ストーブ「201ターボ」を発売しました。これは環境に配慮したクリーンな排気を出すストーブとして画期的な技術でした。
それからも、この新しい燃焼の研究は続き、DRI(Defense Research Institute 防衛研究所)や、SINTEF(ノルウェー産業科学技術研究所)と協力してさらに改善され、1994-1997年にクリーンバーン技術を完全に完成させました。
燃焼による空気の流れ
A.焚き付け用・一次燃焼用
B.エアーウォッシュ
C.二次燃焼用
一次燃焼(焚き付け用・一次燃焼用)Aが燃焼室内にそれぞれの経路をたどって流入します。ここまでが従来の燃焼です。そして、二次空気(二次燃焼用)Cは、ストーブ背面、側面、底部などを通って暖められ、燃焼しやすい状態になってエアーチャンバー(二次燃焼口)に噴出します。また、エアーウォッシュBでガラスにそって空気が流れるため、ガラスをクリーンに保ち、煤がつきにくくなります。
二次燃焼の仕組み
1.冷たい空気が本体に取り込まれます
2.外気は二次空気としてバーンチャンバーへ流れる前に、本体の熱で暖められ、燃焼しやすい状態になります。
3.一次燃焼エリアの真上に空気が噴出して、再度燃焼。この二次燃焼は350〜900度で作動します。
4.微粒子など90%燃焼したクリーンな排気が煙突へ流れます。このため煙道内のタールや煤の付着も少なくなります。
エナメル仕上げ
エナメル仕上げは、1950年にヨツール社が独自に開発しました。鋳物の溶解温度に近い1250度もの高温で焼きつけ、丈夫な耐久性のあるコーティングになります。際立った上品さと、きめのあるなめらかな表面は定評があります。ペイント仕上げと異なり、メンテナンスフリー。クリーナーなど使用せず、乾いた柔らかい布で拭くことで、エナメルの光沢をそのまま維持できます。

対象:ブルーブラックエナメル(BBE)、アイボリーエナメル(IVE)、
   ホワイトエナメル(WHE)
デザイン
「寿命の長い製品で、世代を問わずみんなに愛される製品を」。
これが基本理念です。親から子へ、そして孫へと受け継がれていく息の長い製品づくりを心がけています。ヨツール製品には、モダンラインとクラシックラインがあり、使う人のライフスタイルに合うデザインを選択できます。使う立場にとって「よいデザイン」とは、フォルム・機能性・耐久性を兼ね備えるだけでなく、メンテナンスの容易さにもあるとヨツールは考えます。

ヨツール製品には、数多くのデザイン賞を受賞したモデルがあります。
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